「一本の木からの可能性」 2011年制作

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    「スギノイエ」杉の形をした小さなお家をコンセプトとして建てられた「杉の家」。設置する場所は間伐されず下草が生い茂る里山を選んだ。完成した杉の家で一日だけのカフェをオープンし、美しい杉に囲まれながらコーヒーとお菓子を楽しむ。夜、暗くなると里山の中に杉の家の優しい光が灯された。訪れた人々は木々の香りと居心地のよい無垢材の柔らかい質感をおおいに満喫していた。

    「そめわかち」 2010年制作

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      学生が宿泊している民家から坂道を下り自転車を走らせること約十分。別司町の山際に辿り着く。大きな木々が生い茂る山をお借りして作られた作品が、「そめわかち」である。 自然、獣との「共存」「分かち合い」がテーマのこの作品。学生は、林業という産業が行われていくうえで問題とされる害虫・害獣問題をいかにして予防できるかを考え、制作に臨んだ。布の色は赤・黄を基調とし、ドクダミやアカソなどで染められている。自然のもので染められた淡く優しい色合いの布は、山の深緑色によく映える。日の光が当たると木の葉や草の形が布に透けてとてもきれい。そして、この布にはドクダミの香りがつけられている。この香りが嫌いな動物は、この場所に近寄って来ないという仕掛けなのである。見た目が美しいというだけでなく、人と動物が森を互いに生きやすい状態でシェアできるようにという切実な願いが込められている。 この作品が、害虫・害獣問題について考えるきっかけになればと願う。香りの効果で人間と動物がこの山をシェアできる状態になるには、約一年かかるそう。「そめわかち」の挑戦は、これからだ。

      「薪史」 2009年制作

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        1つ1つ積み上げられた薪は高さ3メートル・全長10メートルにも及ぶ。姿形もどんと構えるスクリーンは恐竜の胴体のようで、長く延びる客席は恐竜のしっぽのようだ。そこで人々は夏の夜風に当たりながら様々な映像を鑑賞することができる。積まれた薪に腰掛け、木々の匂いに包まれながら一つ一つの薪に思いを馳せる。それぞれの薪に積み重なった月日は違うが、今ここでこうして一つの作品として生まれ変わっている。これらは地域の方に自由に使用してもらえるよう、フリーの薪置き場となる。薪ストーブや囲炉裏での火に使用され、一年後にはすっかりその場から無くなっていた。

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